京都大学シンポジウム「企業の農業参入の可能性」

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2010年11月3日に京都大学で行われたシンポジウム「企業の農業参入の可能性」に参加しました。
http://www.ges.kyoto-u.ac.jp/cyp/modules/news/index.php?topic_id=519

普段京都で仕事をしていても東山方面には来ることがないので、市バスから見える風景が新鮮でした。


日本では農業はキツい割に収入が少ない仕事として永らく敬遠されてきました。
農業従事者の数は65歳以上が約6割と生産者の高齢化が進み、後継者不足が深刻な問題となっています。

しかし近年、農業が「やりがいのある仕事」として、若い世代を中心にその魅力が見直されつつあります。
土を耕し作物を育て、自然を相手に試行錯誤を繰り返し、近隣農家の方との温かみのある付き合いを通じて、「生きている」実感を取り戻せる。そういう部分に魅力を感じて、都会での生活にストレスを感じて育ってきた若者や、田舎での暮らしで充実した余生を送りたい定年後の夫婦などが農業を始めています。

また、ロハスやエコロジーといったキーワードをきっかけに、「自分で育てた新鮮な野菜を収穫して食べることができる」「子どもには安心・安全な野菜を食べさせたい」などの理由から、ベランダ菜園や貸農園関連のビジネスが好調です。これらは2008年のリーマン・ショックを引き金とした世界的な金融危機による不況下で、家庭の節約ニーズを取り込み、その市場価値を更に伸ばしています。

一方では、民間企業の農業参入によるブレイクスルーが期待されています。
従来日本の農業は政府によって保護されてきましたが、近年の農地法改正により緩和されつつあります。
民間企業ならではの知恵や経験、フレームワークなどが今後の日本の農業を再生させる重要なきっかけになるのではと思います。

講演では、大きなビジネスチャンスへと化ける可能性のある農業について、現在鋭意取り組んでおられる企業各社の代表の方が企業の農業参入の現状と課題、問題点などを解説しておられました。
 
理事長として農業支援NPOを運営する立場としては、特にマイファーム代表西辻氏の話がとても印象に残りました。

終始メモを取らせていただきましたが、イトーヨーカ堂久留原氏、スギヨ川上氏、類農園丸一氏、京大大学院教授陣の講演も情熱的で、いずれも真剣に農業に取り組まれ、農家と関わられる中での貴重な経験談や現実的な側面を伺うことができました。

閉会挨拶では、京都大学大学院地球環境学堂の柏久教授が、「企業参入が刺激となって、農家が起業家精神を持ち、企業感覚を身に付け成長していくことが日本の農業の発展に必要だ」と述べておられました。

その後の懇親会には都合により出席できませんでしたが、非常に得るモノの大きい、充実した一日でした。
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今回はお知らせです いつも自然体験学習教室で農場を使わせてもらっている類農園が...
2010/11/17(水) | 類塾★自然体験学習教室の広場★
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