上杉謙信の出奔にみる組織のあり方

ここでは、「上杉謙信の出奔にみる組織のあり方」 に関する記事を紹介しています。
最近Twitterを始め、伝えたい内容を端的にまとめることの大切さを痛感している今日この頃です。

というわけで、戦国時代の逸話をひとつ。

越後の国主で、若き上杉謙信(当時の名は長尾景虎)が家臣同士の相次ぐ内乱に愛想を尽かし、出奔して仏門に入ろうとしたことがありました。
若干22歳で国内を制定した評判は周辺諸国に及び、当時謙信は甲斐の武田信玄に国を追われた小笠原氏、村上氏ら信濃勢の救援や、北条氏康に所領を奪われた関東管領・上杉憲政の保護、さらには朝廷の復興援助のための上洛など謙信を頼る諸勢力への助力に心血を注いでいました。
しかしそんな謙信の志を慮らず、いつまでも内紛を続け一枚岩になることのできない国内の親戚衆や豪族の調停に手を焼き、失望した謙信は武門を捨て出家を決意したと言われています。

突如カリスマ的なリーダーを失うことになった家臣たちの動揺や狼狽ぶりは想像に難くありません。
数か月後、固く結束することを誓った家臣達の懸命の説得により謙信は再び越後国主として復帰します。

戦国時代という社会観念を差し引いても、自分より人生経験があり分別あるはずの年長者のわがままや足の引っ張り合いに謙信も呆れ果てたことでしょう。

優れた組織とは個々の小さな問題に無駄な時間や能力を割かず、大きな仕事に結束して立ち向かえる組織だと思います。


また、外的環境への対応に向けるべきエネルギーを内に澱ませ、結果的に変化に対応できる唯一のリーダーを放逐するというケースもあります。最近では、富士通の野副前社長の不可解な解任劇がありました。
スティーブ・ジョブズも一度アップルを追われていますが、のちに復帰して見事に業績を回復させています。
組織がどうしても必要とする人間は、戻るべくして戻るのかもしれませんね。
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