自助論-スマイルズ

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 今から150年以上も前、1858年にイギリスのサミュエル・スマイルズによって書かれた本です。
 日本では明治4年に『西国立志編』として紹介され、福沢諭吉の『学問のすすめ』と並んで明治の青年たちに広く読まれました。

 「自助とは、勤勉に働いて、自分で自分の運命を切り開くことである。つまり他人や国に頼らないことである」という考え方はまさに普遍的な理(ことわり)で、時代を経ても全く色褪せず、逆に今の時代こそ必要とされる精神ではないでしょうか。

 本文中では様々な偉業を成し遂げた人物の言葉が引用されていますが、インターネットもラジオもない時代に、よくもまあこれだけ膨大な語録を収集できたと感心します。

 未読の人は今すぐに、そして手元に置いて何度でも読み返すべき本です。

自助論〔改訂新版〕竹内均訳/知的生きかた文庫



 以下は個人的な覚え書きです。

【目次】
1章 人生は自分の手でしか開けない『自助の精神』
 「天は自ら助くる者を助く」 「外からの支配」よりは「内からの支配」を 国家・政治とは国民の考えや行動の反映にすぎない 人間の優劣はどれだけ精一杯努力してきたかで決まる 苦難が人間を立ち上がらせる 人生に暇な時間はない

2章 雨露に打たれてこそ若芽は強く伸びる(習慣)
 常識に明るく辛抱強い人間になる 倒れるたび力をつけて立ち上がる 勝負のカギとなる「持続力」 秩序立てて仕事をできない人間は才能の四分の三を浪費している 「勤勉」を味方にしている人間は強い  

3章 人生の転機を見抜く才覚、生かす才覚(観察眼)
 勤勉の中に「ひらめき」あり ありふれた事物の背後を見抜く観察眼 独歩の人間に与えられる勝機 チャンスを機敏にとらえて実行に踏み出すかどうか 日々のわずかな時間を有効に利用する 心に浮かんだ考えや見聞きした事実は必ず書き留めておく習慣をつける 考えてばかりいないで実践してみる 誠実と謙虚の中に生きる

4章 向上意欲の前にカベはない
 一生学び続ける 苦労の果てに勝ち得たものこそ本物 常に最善を尽くし一歩でも二歩でも前進せよ 克己心を植えつける 成功を決意し努力の結果に自信を持つこと 働け!働け!もっと働け! 向学心に燃えた者にカベはない  

5章 自分の使命に燃えて生きる(意志と意識)
 道なくば道を造る 真に価値ある目標は勇猛果敢に取り組まなければ成就できない 成功に必要なのは秀でた才能ではなく決意だ 「意志の力さえあれば、人は自分の決めた通りの目標を果たし、自分がかくありたいと思った通りの人間になれる」 旺盛な活力と不屈の意志さえあればこの世に不可能なことは一つもない

6章 「実務能力」のない者に成功者なし
 天性と勉強と行動力 『注意力、勤勉、正確さ、手際のよさ、時間厳守、迅速さ』『鋭い直感力、断固たる意志、如才なさ』 今日為すべき仕事を明日に延ばすな 時間の浪費は心に雑草をはびこらせる 時は金以上なり(日々を無駄に過ごすのは死んでるのと同じ) 時間厳守の習慣 常識的だが的確な判断(原則に従う) 正直は最良の策 相手に得をさせる

7章 楽をするには汗をかけ
 将来の利益のために現在の満足を犠牲にする 『逆境を脱する四つの美徳 - 勤勉、倹約、節制、誠実』 寛容と気前よさも最良の策 「人生の最高の目的は、人格を強く鍛えあげ、可能な限り心身を発展向上させていくことである」
 
8章 最高の知的素養は一日の仕事から生まれる
 努力なしには何ものも得られない 「人生に役立つ知恵を常に持ち歩き、いざというときすぐ使えるよう準備しておくべき」 決断と機敏さ さびついてしまうよりボロボロにすり切れた方がましだ 下ばかり見ていては大志は抱けない 若いときのツケは必ず老年にまわってくる 「敗戦処理」によって人は鍛え上げられる 「もしも」は無能のつぶやきにすぎない

9章 人生の師・人生の友・人生の書
 学校よりも家庭教育が子供の性格形成に影響を与える 習慣や信条、主義主張は家庭の中で培われる 両親の人格は行動を通じて子供の人格に反映する 人を動かすにはまず自分が率先して行動する つまらぬ友人と付き合うくらいなら一人で生きよ 自分よりすぐれた人間か、せめて同程度の人間を友とすべき 人格者との付き合いは万巻の書にまさる 「天才」への心酔が自らの才能を呼び起こす 希望に燃えている人の心は健全で幸福そのものである

10章 人格は一生通用する唯一の宝だ
 国家の力、文明、文化は国民一人一人の人間性(国民性)から生じたものにすぎない 結果には必ず原因がつきまとう(原因と結果の法則) 空高く飛ぼうとしない精神は、やがて地に堕ちる 行動でも思考でも反復こそが力である(強力な習慣) 真の礼節を知る人間は他人の意見にもよく耳を傾ける 人間の価値を決める「やさしさと思いやり」


「人生につまずいた人間は、自らを罪なき被害者と見なし、自分の不幸はすべて他人のせいだと考える(P.137)」
「常に困窮すれすれの生活にあえいでいる人間は、自分の行動さえ自分では決められず、へたをすれば他者に束縛され、人のいいなりに動かされてしまう。しかも、まともに社会を見すえる勇気がないから、卑屈にならざるを得ない(P.173)」
「ぐずぐず迷って決断の機を失う人間は多い(P.181)」 
「ビジネスマンの多くは、お決まりのやり方にへばりつき、その先を見通そうとはしない(P.190)」
「自分から病気になった人間を治す薬はない(P.215)」
「人によって考え方が違うという事実を、われわれはまず認めなくてはならない。実際に意見が衝突したら、がまんにがまんを重ねて粘り強く話し合うべきだ。信念や意見は穏やかに主張し合えばいいのであって、何も口角泡を飛ばしての激論や殴り合いに及ぶ必要はない(P.279)」
「真の人格者は、他人の行動をコテンパンに批判して状況をさらに悪化させるより、自分が多少傷ついても辛抱する方を選ぶ(P.290)」

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